構成病院長の紹介

岐阜県医師育成・確保コンソーシアムは、岐阜県内の臨床研修病院が協力して、岐阜県の医療を担う医師を育成するための魅力的な教育研修システムを策定しています。岐阜大学医学部附属病院では高度先進医療、救急医療をはじめとした専門的であり、かつ総合的で充実した臨床研修プログラムを提供しています。

「コンソーシアムに参加する研修医諸君へ」
岐阜県医師育成・確保コンソーシアムは、新しい岐阜県医療再生の第一歩です。
私たちは皆さんに最適のキャリアパスを提供するよう努めます。皆さんは自らをスキルアップするよう努めましょう。皆さん自身のスキルは、病める人や地域の人々にとってなくてはならない宝です。

岐阜市民病院は2010年9月の設立時から「岐阜県医師育成・確保コンソーシアム」に構成病院として参加しています。これまでに、多くの岐阜大学医学部医学科地域枠の学生、並びに修学資金第2種を受給している医学生が当院で初期臨床研修を終了し、県内で活躍しております。また、当院の多くの指導医がコンソーシアムの「臨床研修指導医育成講習会」に参加して学び、熱心に研修医や専攻医の指導を行うことにより、魅力的な研修環境を提供しています。
これからも、市内の地域中核病院として急性期医療、地域医療の充実に取り組んで質の高い医療を提供するとともに、充実したプログラムを通じて岐阜県の医療に貢献できる医師を育てるよう努力してまいります。

岐阜県には卒後臨床研修に極めて適切な病院がたくさんあります。都市型の病院から山間部の病院まで多くの優れた指導医が配置され、自分が将来医療を行う現場の状況に則した臨床知識・技術を習得するための研修病院を選択することができます。松波総合病院は、救急医療をはじめとする急性期医療を中心に数々の研修プログラムを県内だけでなく全国の病院と協力して研修医に提供しています。将来の岐阜県の医療を担う優秀な若い研修医が「岐阜県医師育成・確保コンソーシアム」の構成病院から巣立っていくことを期待しています。

若い医師が岐阜の地元でも都会に負けない研修ができるような研修環境とプログラムを提供します。そして、将来的に地域医療を支えてくれる人材を育成するためのキャリアパスについても、研修医の皆さんと一緒になって構築していきたいと考えています。

医師の確保、医師の皆さんが岐阜県で働いてくれることは岐阜県の医療機関・住民の方々全体の願いです。岐阜県で働く医師の数を増やすためには何が必要か、研修医も皆さんがその後も岐阜で働いてくれるにはどのような環境を作っていくのが大切か、皆さんと話し合って知恵を出し合っていきたいと思います。当院も研修医の皆さんがより満足していただけるような研修プログラムを目指していきたいと考えています。研修医の皆さん自身の意見も大切です。皆でよりよい研修プログラムを構築していきましょう。

中濃厚生病院は中濃地域の中でも、関市・美濃市・郡上市といった長良川流域を中心とした地域の中核病院であり、地域の中で医療を完結できるよう整備を進めてきております。3次救急の指定も受けており、幅広い医療を地域に密着して行っています。初期臨床研修、専門医研修ともに、Generalistを目指す人も、Specialistを目指す人も、自分のキャリア形成をすすめていく上でのエネルギーとなるのは、「患者さんやスタッフから信頼され感謝されること」「患者さんに感動を与え、患者さんから感動を頂くこと」ではないでしょうか。そのためには、日々研鑚し、自己を成長させ続けること、成長を実感できることが必要であり、それが何年たっても医師という仕事に興味を持ち続けることができることにつながると思います。当院には、皆さんに感動を与えてくれようとしている多くの患者さんとスタッフがたくさんおり、皆さんを待っています。当院での研修でたくさんの「感動」を経験し、生涯にわたっての長い医師生活を充実させるためのCoreになる部分を充実させて欲しいと思います。是非、我々と共に中濃厚生病院で一緒に成長していきましょう。

当院は、東濃医療圏の基幹病院として、救急、周産期をはじめすべての急性期医療を担っています。圏内の各病院とは診療科ごとの検討会などは活発に行われていますが、今後は病院単位での交流も深めたいと考えています。

高山赤十字病院は、地域中核病院として救命救急センターから回復期リハビリ病棟や老人保健施設も併設しています。超急性期から慢性疾患に至るまで、そして介護・福祉まで幅広い医療を実践し、その中で研修をしていただきます。初期臨床研修医、後期臨床研修医ともに慢性疾患から超急性期医療までの豊富な症例を経験することができます。
当院は皆さんの力を必要としています。いつでも、気軽にご相談ください。